水を抜いたら癖になる?

「水を抜いたら癖になりますか?」
というご質問を頂きました。

 

答えは「ノー」です。
変形性膝関節症などで、膝が関節炎を起こしたとき、炎症性関節液が膝の関節腔内に貯留した状態が、所謂「水がたまった」ということです。ちょうど、花粉症(アレルギー)や、風邪で鼻炎を起こしたときに鼻水が出るのと同じことが膝の関節に起こります。
原因は、関節炎を起こすと、つまり変形性関節症なら膝に無理をかけることです。自分の膝の対応能力を超えた負荷がかかることで関節炎が起きるのです。
関節炎の症状を改善するために、関節液を抜き、薬を注入します。決して水を抜くことが関節炎の原因ではありません。注射で少し良くなって、ちょっとしたことをしてしまい、無理になってしまうのが原因です。
そういうわけで、「水を抜いても癖になりません。」正しい知識を広めて欲しいものです。

 

 

2014-03-03
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